125㏄のバイクでヨーロッパ一週チャレンジ!! 【出発編①】 一週間遅れでついに出発‼ だけどトラブルは終わってなかった!消防隊員に感謝!!
こんにちは。ひょーたです。
さっき剣道して帰ってきた。ハンガリー人に剣道教えてもらうって面白いと思わん??
今日はバイクを買ってからの一悶着について書こうと思う。
正直いろんなことが起こりすぎて何をどう書けばいいか分からん。ww
とりあえず最初から順を追って書こうと思う。わかりにくかったらソーリー。
遂に出発である。この時の高揚感がたまらないから旅は良い。
はじめてしまえば怠くなるんだけどねwww
一日慣らし運転で300㎞ほど走ってみたが、ちゃんと動く。今のところは大丈夫そうや
そう思いながら次の日ついにデブレツェンから出発!!
ハンガリーがどこかといわれると、ヨーロッパの左なのだ。
途中でBenceとも合流していざ本格的にスタート!!
この日はとても暑くて正確には忘れたけども、40度近かったとか言われてた。
ちょうどこの時イタリアに超巨大高気圧”ルシファー”(www)が来てたらしいからもしかしたらその影響もあったのかもわからない。
まあ熱いわけだ。 普通バイクに乗ってれば風も受けれるし気持ちいいと思うやん?
そんなことないから!!www
風も熱いから!!wwww
全身から汗が出て、それがまた風で温まるかドロドロになるのである。
キモいことこの上ない。
だがまあそこらへんはさすがにノウハウがある俺と軽さが売りのBenceである。
「あちー」とか「干からびるー」とか【意味もなく蛇行運転(もちろん車のいない道で)】言ったりやったりしながら乗り越えたわけだ。
そうして今回の旅、初野宿である。
経路はこちら。 走行距離230㎞
昼頃から出発したので、まあこんなもんでしょう。
日本一周は50㏄でやったけど、やっぱり出力が125㏄まで上がるとスピードもダンチだし、爽快感ある。この日は暑くて糞ほども感じなかったが。
しかもハンガリーでは田舎道は90㎞まで出せる。
日本では警察にビビりながら出さなきゃいけないスピードもこっちでは合法だ。
はっきり言おう。 サイコーである。
野宿の時の写真は残念ながらあまりとってないため下の写真はストリートビューから拝借したものだ。
このちょっとした木の横に隠すようにテントを張った。
さて、ここでスポット編で書いたことを思い出してほしい
野宿inヨーロッパ!! 一か月ヨーロッパで野宿した俺が伝える最高の野宿スポット! 【スポット編】 - ヒョータの愉快なハンガリーライフ
水場の付近にテントを張るとどうなるのか。
蚊がわくのである。
この時まだ俺たちは殺虫剤を持っていなかった。
この事件をきっかけに殺虫剤を買ったのだ
テントを張っている僕たちの周りに文字通り無数に沸くモスキートたち。
イメージ図↑
しかも知ってるかい?ヨーロピアンはアジアンを見ると寄ってくるんだ。
蚊も例外ではなかった。
Benceは全く刺されないのになぜか俺だけ集中砲火を浴びる
ヒョータだけを刺す蚊かよ!!
20か所以上刺された。
まあそんなことはこれから起こることに比べれば些細なことである。
テントの中に入ってきた蚊をすべてジェノサイドした後僕たちは安らかに眠りについた。
~翌日~
何の問題もなく朝を迎えたことにホッとしつつすべての荷物を片付け、エンジン火をつける。かからない。
ん?
掛からねぇ!!wwwww
何回回してもダメなので、仕方ないから押しがけを試す。
すると何とかエンジン点火。おおー!よかったよかった。
さて、出発と思いバイクに乗り、公道に出る。
1㎞ほど走ったところで異常発生。
マフラーから異音がするのだ。
擬音語を当てると「ヴヴヴヴぱーーーんぱんぱんヴヴヴヴヴぉヴぉヴぉヴぉ」って感じ。
やばい音するなあとか思いながら走っていると今度はその音に合わせて、アクセルひねっても回転数が上がらなくなった。
さらに不自然なブレーキングもそこに加わりまともに乗れたもんじゃない。
うわー。。いきなり故障かよー。
まだ走り始めて500㎞かそこらだ。中古だし壊れるのは想定内だが早すぎる。
Benceと相談してなんとかだましだまし乗りつつ近くのバイクショップまで行くことにした。
その間11㎞。 近いように思えて壊れたバイクそこまでたどり着くのはなかなかだった。
でもここはハンガリー、日曜日ってどの店も閉まってるんだよね。
そしてもうこれは運命を感じるほどにうっとりしたのだが、この日、日曜日だった。
ふぁっく!!!
どのバイク屋も閉まっている。つまるところ明日まで待たなきゃいけないわけだ。
ここでBence君。何かを閃く。
「Ahh!! I have a plan!!」
そういいながら彼が指をさした地図上には「消防局」と。
何を言うとるんやBence。昨日の猛暑で頭やられたか?と聞くと
「You can come with me!! No worry!!」
まあいいから付いてこいとのこと。まあハンガリーは彼の庭ですからね。おとなしく言う通りにしますよ。頼りになるし。
32㎞の旅withちゃんと走らないバイク。 怖かった。
そうして消防局に着いたとき、Benceは消防隊員とハンガリー語で何かを話し始めた。
何が始まるんです? 俺のバイク、放水されるの?たぶんキレイキレイしてもバイクは動かない。
するとイレズミ超入れたイカツい隊員が、
「Bring your bike to back yard」
とサングラスつけた顔でこっちに行ってくるのだ。
分かった。Benceの野郎俺のバイクをスクラップにする気だな!!
と端で思ったもののまあBenceに限ってそれはない。いいやつだから。
素直に言われたとおりにする。
なんか訓練に使うようなはしごとか壁とかめっちゃあるwww
そんなこんなでガレージまで行く。
すると7人くらいのいかついお兄ちゃんが工事器具を持ちながらそこに!!
ひえー。何が始まるんだよwww
すると彼らはおもむろに俺のバイクを囲みだしていろんなパーツを分解し始めたのだ。
ここにきてようやく彼らが僕のバイクを点検してくれていることを理解した。
いや、もっと早く気づけよって思うかもしれないが、いろいろあったときって頭が働かないんだよ。w
そして彼らはキャブレーターの清掃をしてくれたのだ。
彼らによると。
「ハンガリーのガソリンはshit(クソ)だからハイオクを使え」
とのことでした。
キャブレーターの清掃で治るならそれに越したことはない。それに彼らはもちろんこんな業務外のことをウキウキやってくれたのである。
心底楽しそうにいじってた。
ハンガリー消防局のみなさんと。 他の人たちは「俺たちは何もしてないから」と恥ずかしそうに写真の枠外に消えていった。彼らが街のヒーローであることは疑いようがない。
Bence「ハンガリーの消防隊員はバカみたいなバイク好きがたくさんいるから彼らなら治せると思ったんだ。」
いや、お前神だよ。God。スクラップにする気とか疑ってごめん。
さて、改めて出発である。
んー。今一回「改めて再出発」って書こうとしたけどそれって「大きな大問題」だね。
しかし、悪夢はこれからまだ待ち構えていたのであった。。